プレスリリース

フィールドサービス業務支援クラウドサービス『サービスマックス』 SCREEN GP社の次世代型フィールドサービス展開を支援

IoTとクラウドを活用したSCREEN GP社の新たな予知保全型サービス体制 「TRUST Service Desk」を共同開発


フィールドサービス業務支援に特化したクラウドサービスの世界的リーダである米サービスマックス(本社:米カリフォルニア州プレザントン CEO:デービッド・ヤーノルド 以下、当社)は、株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ(本社:京都市上京区 代表取締役 社長執行役員 馬場 恒夫 以下、SCREEN GP社)のIoT技術基盤によるサービスプログラムである「TRUST Network Service」に当社のソリューションを連携させ、機器の稼動情報をリアルタイムにモニタリング・分析、その結果をもとに予知保全型のサービスを提供する「TRUST Service Desk」を共同で構築、実運用を開始したことを発表しました。今後はこの仕組みをSCREEN GP社のもつグローバルサービスネットワークへと展開、IoT連携による次世代型フィールドサービスの市場への浸透を推進してまいります。

 背景とねらい

 現在、特に製造業においては、事業の収益モデルをその川上(設計・製造・流通)から、川下(サービスを中心とした顧客接点)を中止としたモデルへと大きく比重を移そうとしています。その中での製品(モノ)を通して得られるサービス(コト)へのビジネス改革を支援すべく、当社はそのソリューション・ロードマップの一環として「SERVICES IS THE PRODUCT」のコンセプトを展開、当社の顧客である世界先進製造業各社がもつIoT技術との連携による事前察知・予防/予知保全による次世代型保守サービスの提供のためのシステム基盤構築に多くの実績を有しています。昨年10月の当社の日本国内での事業展開開始に合わせ、IoT分野での高い技術力をもち、この技術を利用した新たな顧客サービスの最大化を模索していたSCREEN GP社とコンセプトの一致を得て、共同で新サービス展開のためのシステム基盤開発を進めてまいりました。本年3月に北米地域での稼動を開始、以降、日本国内、欧州・豪州、アジア圏へと順次SCREEN GP社がもつグローバルサービスネットワークへ順次展開してまいります。

 ■SCREEN GP「TRUST Service Desk」概要■

  IoTとクラウドの技術を融合し、装置から取得するログ情報とサービス履歴などお客様個別の情報を統合管理する次世代型フィールドサービス基盤です。SCREEN GP社の「TRUST Network Service」(IoT)のログ分析結果と、当社のフィールドサービス・プラットフォーム「サービスマックス」のサービス履歴を当社のもつモビリティ・ソリューションで保守作業員へ情報展開し、SCREEN GP社のお客様ごとに異なる最適なソリューションサービスをいち早く提供することが可能となります。この予兆型のサービスにより、SCREEN GP社の製品であるPCB製造・印刷業向け製品において、その装置稼動率を83%から88%を超えて実現することができます*。
*TRUST Guard Reportの分析による)

 SCREEN GP社「TRUST Service Desk」ソリューション概要

図1
2016年5月25日付SCREEN GP News Letterより引用
http://www.screen.co.jp/ga_dtp/news/mpcnl/gpn160525.html

  
 今回のサービス稼動開始に関し、株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ サービス統轄部 統轄部長 高田 敏和様は次のようにコメントしています。
「SCREENグループは中期3カ年経営計画「Challenge2016」を策定、新たな成長に向けた基盤作りをすすめています。その中でSCREEN GPのもつ技術力に裏付けされた製品群において、いかにお客様にその価値を最大化していただくか、という点が成長基盤の整備を進める当社の信念です。そのためにSCREEN GPはICT技術を最大限に活用したお客様満足向上のためのサービス基盤作りを推し進めてまいりました。今回サービスを開始した「TRUST Service Desk」では、自社の技術である「TRUST Network Service」の仕組みと、フィールドサービス管理の分野の世界標準である「サービスマックス」と組み合わせることで、ワールドワイドなお客様へのサービスをEnd-to-Endでシームレスに提供する基盤の第一歩とすることに成功しました。これによりSCREEN GPはさらなる顧客価値最大化に向け、企業一丸となり邁進していく所存です。

  また当社の日本担当副社長 兼 日本法人代表 垣貫 己代治は次のようにコメントしています。
「今回のSCREEN GP様との新サービス提供開始を大変喜ばしく思います。弊社は、「サービス事業をコストセンタからプロフィットセンタへ」「サービス事業による競争優位確立」「SERVICES IS THE PRODUCT」をそのソリューションの基本コンセプトとして、それぞれのステージでの業務最適化のための最先端の機能を提供するだけではなく、IoTを含めた新たなテクノロジーにより、そのサービス事業を企業の戦略的事業とすえるための様々な新しいサービスを展開するプラットフォームとしてご利用されています。すでにSCREEN GP様を含め、世界先進製造業のお客様500社以上に採用され、それらのお客様の声に基づくベストプラクティスを業界唯一の完成されたソリューションとして提供しています。SCREEN GP様の高いサービス品質とIoT技術との融合により、今後はこのパートナーシップをさらに拡大、印刷業界への「次世代型フィールドサービス」浸透に向け両社共同でソリューションの開発に取り組む次第です。」

サービスマックスとは http://servicemax.com/jp

サービスマックスは、フィールドサービス業務の最適化・高度化をクラウドサービス+モビリティ技術で実現する、クラウドサービスのために専用設計されたソリューションを提供する世界180億ドルのフィールドサービス管理ソフトウェア市場における世界的リーダーです。顧客/契約/設置機器管理から、作業指示/部品管理、スケジュール管理および蓄積された履歴データの分析(例:作業員稼働率/初回解決率/SLA遵守率等)といった一連のフィールドサービス業務全般を可視化できる管理者機能に加え、モビリティ技術による作業報告/見積作成/顧客検収のデジタル化や情報共有(マシンデータ/製品マニュアル/SNSツール他)といった機能を、直感的操作で実現するモバイルアプリにより、現場に知力と生産性向上をもたらします。サービスマックスは、全世界で約500社に利用されています(2016年7月時点)。米サンフランシスコに本社を置き、400 名以上の従業員を擁する企業で、北米各地及び、欧州地区に営業・サポートの拠点を構えており、2015年10月からは日本国内でのサポートを開始しています。

【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
サービスマックス株式会社
担当:笠原
TEL. 03-4243-7179
E-Mail: info-jp@servicemax.com

【本リリースに関するお問い合わせ先】
サービスマックスPR事務局(ビルコム株式会社内)
担当:尾崎・英・中嶋・若尾
TEL:03-5413-2411 FAX:03-5413-2412 
E-mail:media@bil.jp