プレスリリース

フィールドサービス支援クラウドサービス『サービスマックス』 サービストランスフォーメーションに向けた各種新機能を発表

-『ServiceMax Spring 16’』日本語版をリリース -


 

フィールドサービス支援(*1)に特化したクラウドサービスの世界的リーダーである、サービスマックス(本社:米カリフォルニア州プレザントン CEO:デービッド・ヤーノルド 以下当社)の日本法人である、サービスマックス株式会社(本社:東京都千代田区 代表:垣貫 己代治)は、本日当社の最新リリースである『ServiceMax Spring 16’』の日本語版のサービスを開始したことを発表しました。本リリースでは、当社の主要顧客である製造業及びサービス事業者におけるサービストランスフォーメーションを推進するための各種先進機能が追加され、これらの各種新機能により、当社がその世界約500社の先進企業への導入実績から培ったベストプラクティス・モデルとして、「サービス事業の収益化」「サービス事業による競争優位性確立」「サービストランスフォーメーション」のためのロードマップを容易にかつ迅速に実行していくための手法を提供しています。

『ServiceMax Spring 16’』4つの新機能について

■■ ServiceMax Service Performance Metrics ■■
各KPIを可視化し,サービスプロセスの横断的なモニターが可能に

ServiceMax Service Performance Metrics (以下 ServiceMax SPM)は、サービス事業の収益化と、サービス事業による競争優位性確立のために必要となる指標:KPIをテンプレート化し、あらかじめ定義された「ベストプラクティス型KPIメトリクスエンジン」を開発、それらの指標におけるパフォーマンス測定を容易に行うための機能です。ServiceMax SPMを利用することにより、製造業・サービス事業者において製品ごと、及び地域ごとに個別最適されたサービスプロセスを横断的にモニターし、改善できるポイントの発見を容易にします。かつそれにより策定された改善施策に対する予実管理をリアルタイムに行うことを可能としています。今回ServiceMax SPMに実装されたKPIは以下の通りです。

・要員稼動状況 (Utilization)
・初回解決率(FTF
・平均障害復旧時間(MTTR/MTTI/MTTM/MTTS
・保守契約締結率 (Attach Rate)
・平均応対時間 (Average Response Time)
・再訪問率 (Repeat Visit)
・製品稼動率 (Contract Uptime)

図1
(ServiceMax SPM画面例:要員稼動状況)

 

■■ ServiceMax ProductIQ ■■
IoT連携技術と併用させ予知保全の効率化を実現

ServiceMax ProductIQ (以下ProductIQ)は、製造業及びサービス事業者が客先に設置したお客様の設備・資産情報を、現地に派遣された作業員が視覚的に管理・保全するためのモバイルアプリケーションです。作業員は客先に設置した設備・資産の稼動状況や障害履歴、詳細な設置場所などを保守部品単位(サービスBOM)まで閲覧及び情報の編集・追加を行うことができます。またこのProductIQは、オフライン環境での利用が可能な「サービスマックス・フィールドサービスモバイル」の機能の一部として提供され、既に発表された当社のIoT連携技術「スマート・コネクテット・サービス」と合わせて利用することにより、センサーから取得した設備・資産ごとのマシンデータをリアルタイムで表示、IoT技術による予知保全の現場における効率化と高度な顧客接点の構築に寄与します。

 productIQ
ProductIQ画面例:IoT連携による設備稼動状況参照)


 
■■アドバンス・スケジューリング ■■
保守サービススケジューリングを自動最適化

アドバンス・スケジューリングは、既に当社が提供するスケジュール管理機能の拡張版です。フィールドサービスの現場でのスケジュール管理のさらなる自動化のための機能がこのたび実装されました。アドバンス・スケジューリングでは、定期保守・予防保守の長期計画を、事前に定義した条件・優先順位に基づき自動生成します。

また突発的に発生した保守業務や、ルート保守のスケジュール作成においても、最適な訪問順序と経路を自動計算し、さらには現場での遅延によるスケジュール変更も動的に行われ、かつ現地作業員自身でのスケジュール変更、受付窓口及び管理者への通知を行います。またサイト保守作業の場面などで発生する複数の機器に対する単一の作業指示を自動生成することができます。このアドバンス・スケジューリングの機能により、マルチスキル、マルチタスク、さらにはテリトリーを横断した要員配置が可能となり、さらなる現場稼働率の向上を可能とします。

 

■■ サービスマックス・フィールドサービスモバイル ■■
オフラインでの利用環境を整備し、ユーザーエクスペリエンスを向上

サービスマックス・フィールドサービスモバイルは、オフライン環境で利用可能な当社のモバイルアプリに対し、ユーザエクスペリエンスの向上を提供します。また『ServiceMax Spring 16’』の発表に合わせリリースされた各デバイス向けネイティブアプリでは、マイクロソフト社のサーフェースなどのWindowsハイブリッド端末に対応(β版—正式版は本年夏リリース予定)。Androidタブレット端末向けアプリも追加になっています。これによりモバイルプリンターなどの外部デバイスとの連携がさらに容易になっただけではなく、既存のWindows用機器診断機能と同一デバイス上で稼動することにより、作業員が複数のデバイスを現地に持参する負荷を軽減することができます。

 

「『ServiceMax Spring 16’』を使って、フィールドサービスを提供する企業がこれまで不可能であった”ビジネスを計測する”という手法を提供します。」、サービスマックス社の共同創業者兼最高戦略責任者(CSO)のAthani Krishnaprasad氏は語ります。「さまざまな業界の多数のフィールドサービス企業との協業の経験をもつ当社ならではの、フィールドサービスの領域での最も優れたサービス体験を顧客に提供するベストプラクティス型ソフトウェアを今後も提供し続けます。」

■『サービスマックス』とは
サービスマックスは、フィールドサービス業務の最適化・高度化をクラウドサービス+モビリティ技術で実現する、クラウドサービスのために専用設計されたソリューションを提供する、世界180億ドルのフィールドサービス管理ソフトウェア市場における世界的リーダーです。顧客/契約/設置機器管理から、作業指示/部品管理、スケジュール管理および蓄積された履歴データの分析(例:作業員稼働率/初回解決率/SLA遵守率等)といった一連のフィールドサービス業務全般を可視化できる管理者機能に加え、モビリティ技術による作業報告/見積もり/顧客検収のデジタル化や情報共有(マシンデータ/製品マニュアル/SNSツール他)といった機能を、直感的操作で実現するモバイルアプリにより、現場に知力と生産性向上をもたらします。サービスマックスは、GEPG、ソニーなど約500社の企業に利用されています(2016年7月時点)。米サンフランシスコに本社を置き、500名以上の従業員を擁する企業で、北米各地及び、欧州地区に営業・サポートの拠点を構え、さらに2015年10月に日本語版をリリース、国内での営業・サポートを開始しております。

*1:フィールドサービス支援:製造メーカー及び関連する保守/現調サービス会社による、製造・販売する機器/製品の設置・点検・保守作業に加えて、医療サービス、運輸/運送、通信/公共/セキュリティ、飲料/外食、建築/損保などさまざまな分野における「フィールド」での顧客及び従業員に対するサービス改善を支援する仕組み。

 

 

本件に関するお問い合わせ先

サービスマックス株式会社
担当:笠原
TEL: 03-4243-7179
Email: info-jp@servicemax.com

ServiceMax PR事務局(ビルコム株式会社内)担当:英・中嶋
TEL:03-5413-2411 FAX:03-5413-2412
Email:media@bil.jp