会社概要

GE

GE Power社は、発電業界において世界トップクラスの企業です。電力コストの低減、信頼性、アクセス性、持続可能性の向上を世界規模で推進する先進テクノロジーとデジタル製品を提供しています。GE Power社のデジタル発電所、ガスタービン、バランスのとれたプラント/アップグレード/サービスソリューション、データ活用ソフトウェアは世界の7つの地域で活用されており、世界の電力の3分の1を供給しています。150以上の国に数千人のフィールド技術者を配備することで、電力供給に不可欠なサービスを提供しています。

基本データ

会社名:
GE Power

業種:
公益事業

規模:
従業員数1万人以上

本社:
スケネクタディ(ニューヨーク州)

Webサイト:
https://www.gepower.com/

「接続された資産データの活用から、データの可視化と高品質化、障害の兆候を示す高度なアナリティクス、さらにはフィードバックに役立つ精度の高いサービス履歴など、好循環が生まれています。」

Trey Keisler氏
グローバル・オペレーション部門担当CIO

ServiceMax Customer Video: GE Power Services

課題

GE Power Services社にとって、スタッフの勤続年数の延長は極めて重要です。というのは、現場に派遣できるレベルまで技術者をトレーニングするには、1年半もかかるからです。Keisler氏によれば、この長いトレーニング期間を見込んで、2年以上前からプランニングを行うことが非常に重要です。

GE Power Services社は、手動でのスケジュール管理や派遣から脱却し、6,000人のフィールド技術者を有効活用したいと考えていました。この変革には、スケジュール作成の効率化、技術者の作業効率アップ、下請業者への依存度の低減など、非常に大きな影響が期待されていました。

解決策

ServiceMaxを導入したGE Power Services社は、ディスパッチコンソールを中心に、技術者の効率化とサービスの品質向上という戦略を推進しました。最初に現れた効果は、フィールド技術者の派遣にかかる時間の短縮です。ServiceMaxには、技術者のスキルなどさまざまな要素をベースにフィルタリングを行い、作業に最適な技術者をマッチングする機能が付属しています。さらに、技術者の作業効率が向上し、最終的には現場での作業時間を短縮することができました。

Keisler氏は、「稼働率の指標を使って、生産性を正確に測定する機能が必要でした。このデータに需要予測を加味し、キャパシティプランニングやコストの最適化を行う必要があったのです」と、当時を振り返ります。同社は、Predix、APM、ServiceMax、アナリティクスを組み合わせることで、使用率や地域のパフォーマンスといったサービスオペレーションに関する詳細なデータを取得することができました。

成果

2012年にServiceMaxを導入して以来、GE Power Services社は7%の効率化を実現しています。1%の効率化は500万ドルのコスト削減に相当するため、過去5年間で3,500万ドルものコスト額減に成功したことになります。

「ServiceMaxでは、技術者の稼働状態だけでなく、スキルと経験の情報も提供されます。また、需要の予測と計画の精度を高めるために必要だった情報を確保することもできました」と、Keisler氏は語ります。

現在、GE Power Services社は、作業に最適なフィールド技術者をスケジュール通りに派遣しています。「IIoTの活用によるサービスの改善に着手していない企業には、ServiceMaxのようなツールに投資することをお勧めします。ServiceMaxは、目標達成をサポートしてくれるソリューションです。」(Keisler氏)