Luminex社では、Oracle ERPスイートを使って社内ビジネスアプリケーションとCRM(フィールドサービスを含む)を実行していました。ところが、Oracleのソリューションには、同社の顧客ニーズに対応するための機能が提供されていなかったのです。
南北アメリカのフィールドサービス部門を統括するSteve Nava氏は、次のように語ります。「Oracle ERPスイートを使って社内ビジネスアプリケーションと、フィールドサービスを含めたCRMを実行していました。ただし、顧客の要件を満たす機能が提供されていないという点で、われわれに最適なソリューションとは言えませんでした。」
当時、Luminex社はSalesforceを導入したばかりだったこともあり、ServiceMaxを選択しました。同社が求めていたのは、サービス履歴、注文、配送履歴、資格・権利など、顧客とのインタラクションを個別に確認できる機能を備えたソリューションでした。
ServiceMaxソリューションの設計では、Luminex社はフィールドサービス技術者と緊密に連携して作業を進めました。Nava氏は語ります。「フィールド技術者としての自分の経験から要件をまとめることもできましたが、私よりも現場を知っている技術者からアイデアを募りました。」
技術者のニーズをすべて集約した結果、Luminex社はiPadを技術者に支給しました。Nava氏は、iPadの効果を高く評価しています。「iPadは、サービス作業、作業報告、署名の取得に役立っています。サービスの完了後すぐに、コストの内訳が明記されたレポートを作成し、客に送信しています。」
技術者はiPadを使用して、SLAの更新、プロジェクトの見積もり、情報検索が可能なナレッジベースへのアクセスを実行しています。この新たなソリューションは、サービス履歴、資格・権利、SLAの状態、ダッシュボードなど、技術者の日常業務を全面的にサポートしています。